劇団かかし座
プロフィール


 劇団かかし座は1952年、後藤泰隆(とうたいりう)によって創立された日本で最初の影絵専門劇団です。創立当時はNHK専属劇団として活躍。以来40余年にわたって影絵の表現方法や技術の研究・開発を続けており、舞台、映像、出版など各メディアにて多くの実績を積んでまいりました。現在もこの分野で最も創造的な集団として活動を続けています。
 かかし座の活動は、主には児童青少年に向けられたもので、日本中の、劇場だけではなく、幼稚園、保育園、小学校、中学校、コミュニティセンターといった様々な場をツアーしています。
かかし座は舞台の表現において、強く、でも繊細なビジュアルイメージを持つ影絵と、人形、音楽、俳優を統合させることによってユニークな創造性と想像性を提供しています。そして、日本、アジア、ならびにヨーロッパの民話や童話に新しい生命を吹き込むことで高い評価を得ています。
上演に加えて、かかし座は、劇的影絵を経験するための参加型のワークショップといった教育プログラムも提供してきました。
 映像分野の仕事においても多くの作品を生みだしており、フィルムやビデオによる作品も、多数海外へ輸出されてきました。
 かかし座は舞台の表現、映像による作品、両面において厚生省や文化庁といった日本政府機関から何度も受賞し、またフランスの国際的なTV・映画祭でも受賞しています。

設立/1952年
劇団員/30人
代表者/後藤 圭

受賞歴
フランス・モンテカルロ国際TV映画祭優秀作品
   NHK特別番組「竹取物語」1973

東京都優秀児童演劇選定優秀賞
   影絵劇「ジャングルブック」2000

横濱世界演劇祭2006参加作品

サン=テグジュペリ作・「星の王子さま」

横濱世界演劇祭2006招聘について
かかし座は神奈川を本拠地に全国的な活動をしています。それだけでなくすでに世界にむけて発信する活動を幅広くしています。海外公演の経験も多く、世界の演劇と交流するに相応しい劇団です。
今回の出演演目は良く知られた絵本を題材にした話ですが、影絵劇団としての力を発揮し、青少年と一緒に考えあう格好の演目といえます。市民と共に創る演劇祭、違いを越えて誰もが大事にされる街づくりの課題に相応しい劇団として招聘しました。